其ノ六 御嶽宿〜大井宿 『十三峠の悲劇』 〜中山道行脚旅〜

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其ノ六 御嶽宿〜大井宿 『十三峠の悲劇』 〜中山道行脚旅〜


ここより先は山道、峠道が続き、ようやく中山道が本領を発揮し始めます。

これまでは前座に過ぎなかったのです。





AM6:00
其ノ六 御嶽宿〜大井宿 『十三峠の悲劇』 〜中山道行脚旅〜

え〜ただいまの気温、2℃です。ゲキ寒です。
 

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凍えながらテントをしまいます。
ちなみにテントに付着していた結露は小さな氷になっていました。



程なくすると峠に差し掛かります。
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紅葉が色付いてますね♪ 
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8:30
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瑞浪市に入ります。


田舎だね〜
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細久手宿
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本陣跡
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御嶽宿〜大井宿間の十三峠に唯一ある旅館大黒屋
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主人と少しお話しし、出発。
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山道でも自販機あるんだ〜なんて感心しながらリュックをもぞもぞ…




ない!!



また、財布がない!!!






しかし、こんな山の中で往生してても仕方ないので先に進みます。


は〜生きた心地がしない



一里塚
当時のまま残っています。
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こんな裏庭っぽいとこも中山道なんです。
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10:30

大学から電話が掛かって来ました。


どうやら可児警察署に届出があったそうです。


やっと頭の中のトルコ行進曲ループから解放されました。


しかし問題はどうやって取りに行くかだな。




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四拾八. 細久手宿
大湫宿から御嶽宿までは四里三十町(約19km)と長く、その間には琵琶峠、物見等がが控え人馬共に難渋を極めた。そこで大湫宿より更に遅く慶長十五年(1610)に細久手宿が新設された。
宿並は寛政十年(1798)、文化十年(1813)、安政五年(1858)に大火に見舞われ、今の街並みは安政の大火以降のもの。


広重は三国見晴し台辺りから眺めた細久手宿を描いている。





11:00
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大湫おおくて宿に到着。

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どうやら店の人は冬眠期間に入るみたいです。
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大湫宿資料館にて
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警察署へ行く方法を聞くと、成り行きでスタッフの方々がいろいろ恵んで下さりました。


どうやらJR恵那駅から多治見で乗り換えて行けるようです。

皆様のお陰で活路が見出せました。
本当に感謝です。



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四拾七. 大湫宿
大湫宿は慶長九年(1604)十三峠に新道が開設された際に新設された宿場。東に十三峠、西に琵琶峠を控え、小宿ながら旅籠は多かった。


広重は二つ岩の内、母衣岩を大湫として描いたといわれる。




13:30
この石碑を越えると恵那市に入ります。
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やっと超えました十三峠。
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手元の記録では31kmということで、距離的にほぼ箱根八里と変わりませんでした。(箱根の方がキツかったけど)


峠越え直後に中央自動車道を潜り、
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JR中央線が右手に見えます。
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左に高速、右は在来線。
リニア中央新幹線はどの辺だろうか?そもそも恵那を通るのか?


マンホールは峠越えの様子でしょうか。
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市街地に向かって歩きます
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のれんコンテストなるものが催されております。
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個性豊かですね。
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橋には浮世絵が並んでいます。
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資料館。
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同志に逢います
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彼女は遥々と台湾から来たそうです。
(実は一度太田宿で一瞬逢っています。)

行く先々で今日は女性の方も見られてますよと言われ、きっと彼女のことだなと思っておりました。

また追いついた!そして今後も何度か逢うかもしれませんね。よろしく!



本当は先に財布を取りに行きたいのですが、閉まってしまうので、頂いたお金を使ってどうしても行きたかった広重美術館に入ります。
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展示室(撮影不可)には数々の作品が展示されており、江戸時代のもの以外にも大正や昭和初期のもの、宿場以外にも風景画や美人像など種類は多岐にわたって展示されておりました。

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版画コーナーも設けてありました。
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15:30
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JR恵那駅


中山道中かわいい地名〜その②恵那
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四拾六. 大井宿
大井宿は西に難所十三峠を控え、岩村街道、秋葉道、下街道と交差し、善光寺、伊勢神宮、熱田神宮への参拝客、尾張へ向かう商人や牛馬荷物の往来で賑わい、美濃十六宿中で最も繁栄した。
宿並は横町、本町、堅町、茶屋町、板場の五町と六箇所の枡形で構成された。


広重は大井として画面中央に雪の甚平坂、右手には恵那山、そして左には御嶽山を描いている。




17:00
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可児警察署にて

お金も無事に入っていました。良かった!


届けてくれた人は公開していないので分かりませんが、本当にありがとうございます。
そして、助けて頂いた大湫宿資料館の皆さんにも本当に感謝です。

岐阜県、とてもいい人ばかりです!



警察の人に教えてもらった美味いラーメン屋さん
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戻ってきた学生証で煮卵とごはんを学割で追加!


19:00
再び恵那に戻る
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明智はあまり好きじゃないんだよな〜


駅での作戦会議の結果、恵那峡SAで夜を過ごすことに
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中山道からもそんなに逸れていないし、SAにしては珍しく駅から割と近い

濡れない足湯なるものもありました。
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本日の

歩行距離:33.15km
累計:203.45km

歩数:60,563歩
累計:328,847歩

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其ノ壱. 三条大橋-守山宿編はコチラ
其ノ弐. 守山宿-番場宿編はコチラ
其ノ参. 番場宿-垂井宿編はコチラ
其ノ四. 垂井宿-鵜沼宿編はコチラ
其ノ伍. 鵜沼宿-御嶽宿編はコチラ
其ノ六. 御嶽宿-大井宿編はコチラ
其ノ七. 大井宿-三留野宿編はコチラ
其ノ八. 三留野宿-藪原宿編はコチラ
其ノ九. 藪原宿-下諏訪宿編はコチラ
其ノ拾. 下諏訪宿-芦田宿編はコチラ
其ノ拾壱. 芦田宿-沓掛宿編はコチラ
其ノ拾弐. 沓掛宿-松井田宿編はコチラ
其ノ拾参. 松井田宿-深谷宿編はコチラ
其ノ拾四. 深谷宿-大宮宿編はコチラ
其ノ拾伍. 大宮宿-日本橋編はコチラ


奥州道中編はコチラ
東海道編はコチラ


駆け出しバックパッカー編はコチラ



 
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